今回は、中部地盤の証券グループ企業「東海東京フィナンシャル・ホールディングス(証券コード:8616)」について、財務状況・配当政策・将来性をもとに、高配当株としての投資価値を詳しく見ていきます。
1. 事業内容とビジネスモデル
東海東京FHは、中部地方を中心に証券営業、資産運用、リテールサービスなどを展開する持株会社です。地域密着型の対面営業が強みで、地方銀行との提携を通じた顧客基盤も特長です。
地域に根ざした証券サービスと銀行連携で、安定した顧客層を抱えてるブリね!
2. 財務状況と利益の推移
期 | 売上高 | 経常利益 | 純利益 |
---|---|---|---|
2024年3月期 | 約8,920億円 | 約1,830億円 | 約1,020億円 |
2025年3月期 | 約8,633億円(−3.2 %) | 約1,510億円(−17.8 %) | 約1,105億円(+8.4 %) |
2026年3月期予想 | 約9,590億円(+11.1 %) | 約1,920億円(+27.0 %) | 約1,250億円(+13.1 %) |
2025年は利益減収でしたが、純利益は増益。2026年にかけては回復基調が予想されています。
利益が戻り基調なのは、次の増配期待にも繋がるブリね!
3. 財務健全性
- 自己資本比率:約12.9 %と低めだが、有利子負債とのバランスも適切。
- ROE:約6.1 %、ROAは低めだが安定的な収益性。
財務面では借入依存もあるが、証券業としては通常範囲で安定性に問題なしブリ!
4. 配当・増配・配当性向
- 2025年3月期実績配当:年間28円→ 配当利回り約5.2%(株価:529円)(2025/7/28)
- 配当性向:約63.5 %と高め→利益増加の余地で安定配当に持続可能性あり。
- 増配傾向:2023年16円→2024年28円へ急増配。連続増配ではないが強い株主還元姿勢。
突然の増配&高利回り…証券株ならではの株主還元ブリ!
5. 投資判断まとめ
✔️ ポジティブ要素
- 高配当利回り(約5%超)と急増配で魅力的
- 純利益は増加傾向、業績回復期待あり
- 自己資本配当率(DOE)も一定水準で維持された株主還元
- 地域密着型の安定ビジネスが根強い
⚠️ 注意ポイント
- 配当性向約63%と高め→利益悪化時の配当維持しづらいリスク
- 借入や資本比率は業界平均より慎重に見る必要あり
- 証券市況や金利動向に業績が左右されやすい
✅ 総合評価
東海東京FHは「高配当+急増配+地域基盤」といった魅力がありつつ、配当性向高めのため今後も利益維持・増益が継続されるかがキーになります。リスクを理解した上で、配当狙いの安定型投資に適した銘柄と言えるでしょう。
証券株でこの利回り、そして増配姿勢…まさに“魚のえさが止まらない期待感”あるブリ!