今回は女性向け医薬品や急性期医療薬などを手掛ける「富士製薬工業(証券コード:4554)」について、財務・配当・成長性の観点から高配当株としての投資価値を分析します。
1. 事業内容とビジネスモデル
富士製薬は、主にスペシャリティファーマ領域で女性医療薬や造影剤などを展開。特に不妊症治療剤や経口避妊剤、更年期障害治療薬に強みがあります。また、バイオシミラーや抗がん剤分野にも進出しており、製品ラインの高付加価値化と安定収益基盤を築いています。
女性医療×専門薬で差別化されていて、安定感があるブリ!
2. 財務状況・利益推移
- PER(予想):約9.7倍、PBR:約0.72倍 → 割安水準
- ROE:14.17%、ROA:7.01% → 高収益性
- 自己資本比率:約50.6%、有利子負債倍率:64% → 財務も安定
収益性と財務のバランスが取れてて、文句なしブリ!
3. 配当・増配・配当性向
- 予想配当:45.5円/株 → 利回り 約3.3(株価:1380円)(2025/7/22)
- 配当推移:2019年29円→2024年42.5円→2025年45.5円 (4期連続増配)
- 配当性向:約16.8%(2024年実績) → まだ余地ある水準
増配続きで、利回りも3%超。株主想い感がすごいブリ!
4. 投資魅力と注意点
✔️ ポジティブ材料
- 高収益な専門領域で強い市場ポジション
- 高利回り(約3.3%)+4期連続増配で株主還元姿勢◎
- 財務は健全で、割安評価も可能
⚠️ 注意ポイント
- 配当性向まだ低いため、急激な増配期待は早い
- コア製品の特許切れリスクや競合状況に注意
- 営業キャッシュフローや新薬開発費の影響を今後チェックしたい
✅ 総合評価
富士製薬工業は「高収益+割安評価+高利回り+増配継続」という、非常にバランスの取れた銘柄です。中リスク・中リターンの安定的な投資先として、長期保有に向いた高配当株候補と言えるでしょう。
専門薬での安定感と株主還元の姿勢、安心して持てるブリ!